質問力を磨いていこう

こんにちは。

ゴールデンウィークも終わり、だんだんと仕事モードに入っているころではないでしょうか。

ライトブレイン上飯野校も、ゴールデンウィーク明けの子どもたちが毎日元気よく通ってくれています。

俗にいう、子どもたちの五月病が心配でしたが、

おおむね元気に学校に行ってくれているので、ちょっと安心しています。

さて、4月にあった出来事で印象的だったことを書きたいと思います。

4年生のT君のお話です。

4年生のT君は、年下の面倒を見てくれているとっても優しい男の子。

そんなT君ですが、たまにトイレに行った後、

「トイレ、おしっこでべちゃべちゃになってるよ」

と教えてくれるんです。

最初は、「そっか!教えてくれてありがとう。片づけるね」

と片付けていたんですが、

何回か繰り返すうちに

その子の後だけ、いつもべちゃべちゃになっていることに気づきます。

そこでスタッフの中で沸いた疑問が

「T君がべちゃべちゃにしてるんじゃないの」

というもの。

そして、「おしっこ失敗したのを隠そうとしてるんじゃないの?」

という意見もスタッフ間から出てきました。

「おしっこの失敗はわざとなのか、できなくて失敗したのか」

「ウソをついたのか、ついてないのか」

色々な疑問が頭をよぎるなか、

またもT君が「さっきトイレ行ったら、床におしっこあったよ」

と教えてくれました。

その時、なんとなく「え、誰がやったか知ってる?」と聞いてみると

元気よく「僕!」と答えてくれるT君。

ウソをつく素振りもなく、普通に答えてくれました。

T君は、ウソをついていたわけではなく、

ただ失敗したのをどうやって報告すればよいか、わからなかっただけなのです。

私たちがここから学ぶことは

勝手に自分たちで子どもの行動を解釈するのではなく、

子どもたちの行動の奥底にある原因をいくつも仮説だて

対応することが大切ということ。

そして、その仮説を検証する上で

「どのように質問するか」

が大切だということです。

良い学びを与えてくれたT君に感謝ですね。