人間性は最後にわかる

  • 2021年4月23日
  • 2021年4月23日
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私は倫理法人会という経営者の団体に所属しています。

そして、先週、その倫理法人会で私を可愛がってくれていた方がなくなりました。

60代後半の方で、いつも笑顔が絶えない社長さん。

マラソンが好きで「くまちゃん、動かなあかんちゃ~」と発破をかけながらも

いつも私を優しい眼差しで包んでくれていました。

そんな方の葬儀。

そこで出会った、亡くなった社長の会社に在籍する社員さんに感動した話です。

そして、こんな社員さんがそばでいてくれるような人間性を持ちたいなと思った話になります。

葬儀当日、私はありがたいことに、受付をさせていただくことができました。

初めての受付だったので、ドキドキしながらも

受付を精一杯努めようと頑張っておりました。

参列者の多さに驚きながらも、私が感動したのは、参列した1人の男性でした。

その男性は亡くなった会社の社員さん。

親族の方ではありません。

その男性が、参列した方々に対して、

まるで親族のように「本日は来ていただきありがとうございます。」と心を込めてご挨拶され、

まるで親族のように参列した方と社長の思い出話をされ、

目を真っ赤にしながら、参列者のご案内をされていました。

その姿に、その男性に対して敬意を感じるとともに、

それだけ感謝され、親しまれる故人の人間性の高さを再認識しました。

自分はその社長さんのように、

いつも笑顔でいることができているのか、

その社長さんのような懐の深さはあるのか、

まだまだ追いつけはしませんが、

故人のような人になれれば、自分は幸せだなと感じました。

そして、自分がなくなった社長さんのように、寛大であれば

周りの方も幸せにできるのだなと実感しました。

亡くなった社長さんとはもうお会いすることはできませんが

その方のような人間性を持つことで、恩返ししていきたいと思います。